中村信仁 公式ウェブサイト
心が技術を越えない限り、決して技術は生かされない。

どこからくるの

出張中の愉しみに「新聞」がある。
まずその地域の地方紙に目を通すこと。しかし土地鑑がないとピンとこない記事が散見する。それなのに想像力をかきたてられてそれがなんとも面白いのだ。

そして、もうひとつは産經新聞を読むこと。
この新聞は北海道にはない。(厳密には一日遅れで夕方に受け取ることはできる)
だから出張先で必ず手にして読むようにしている。なぜかというと、一面の上にある「朝の詩(うた)」がいいのだ。このコーナーは柴田トヨさんというスター詩人を生んだコーナーでもある。

11月14日(水)の朝刊に出ていた朝の詩が、なんともいい。

どこから来るの
埼玉県入間市 村山皓介(83)

「ジイジ 朝はどこから来るの」
「お空の向こうから」

「ジイジ 秋はどこから来るの」
「あの 山の方から」

「ジイジ 幸せってどこから来るの」
「カナ子の笑顔から」

たわいない
朝の詩(うた)である

この詩を読んでふと思った。
自分の幸せはどこから来るのだろう。
やはり身近な人の笑顔からだ、と。

だから笑顔でいなきゃ。
自分が幸せを配達するつもりで。

 

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