信号待ちをする車の中からコンビニを眺めていた。
今流行りのイートインで数人が食事している。
その時、突然恐くなった。
日本人の健康をコンビニが握っているのではと。
私たちは一日何食のコンビニ弁当を食べてきたのか。
年齢を重ねた今はほとんど食べなくなったが、それでも、週に一回は今でも食べる。
人間の身体は食べたものでつくられる。いいものを食べればいい身体に。悪いものを食べれば悪い身体に。コンビニ弁当を食べればコンビニな身体に。
我々は、いつの間にかコンビニに健康を支配されているのかもしれない。
製薬会社とコンビニが手を組んで、コンビニ弁当を食べた日本人が、コンビニ怪獣という病気になり、それを治療する薬を事前につくっている時代なのかもしれない……。
※これはあくまで、中村信仁の想像によるフィクションです。そんな製薬会社もコンビニも実在しません。……そう願っています。